用意したロータリエンコーダはALPSのEC11互換品を謳うもの。ALPSのサイトのデータシートによれば、ロータリエンコーダの内部回路はスイッチが二つ並列になっているだけのように見える。エンコーダ16個ならばスイッチが32個分ということで、シフトレジスタを用いた単純なIOポートの増設よりもキーマトリクス回路の方が良いのではないかってことで回路図を書いた。
Webではロータリエンコーダをマトリクスで構成するという作例があまり見つからなかった。この回路図で期待通りの動作をするかは未検証。たぶんA相とB相の信号が逆流しないようにダイオードを入れる必要がある気がする。エンコーダの内部構造がフォトカプラなら逆流しないので不要だと思うが。
外装の話となるが、ケース上のエンコーダの配置は4×4になるようデザインする予定。Chiptuneのようなイメージ。今鳴っているステップが判別できるように、エンコーダのそばにLEDも光らせたい。なので、回路の話に戻るが、マトリクス回路上にLED点灯用のラインも引き回し。また、エンコーダはプッシュスイッチもついているので、スイッチの判定用のラインも引く。
ここまででちょうど64bit分の入出力となったので、16ポートのIOエクスパンダであるMCP23017を使うと簡単に制御できそうだが、I2Cなので制御用マイコンを選ぶ必要がある。手元に使っていなかった74HC154が転がっていたので、ひとまずこの回路で実験して見る予定。